seaboseの公言

seaboseと申します。不貞腐れた初老怪獣っす。後は内緒。

現代の奴隷

 

ー  恐怖の連続だろう それが 奴隷の一生だ  ー
             映画「ブレードランナー

seabose
やぁどうも。今日は 2023/10/19 木曜日。君に質問だ。「奴隷」の定義と歴史を教えてくれないかな。情報検索した上で要約し、簡潔に説明してほしい。
bingai
こんにちは、これはBingです。奴隷の定義と歴史についてお答えします。

奴隷とは、他人の所有物として取り扱われ、強制的に労働させられたり、売買されたりする人間のことです。奴隷となる理由には、戦争の捕虜、債務の代償、人身略奪、刑罰、親族による売却、奴隷の両親からの出生などがあります。奴隷の待遇は地域や時代によって異なりますが、一般的には人権や自由が認められず、苦痛や暴力にさらされることが多かったです。

奴隷制度は古代から存在しましたが、その形態は複雑で多様でした。古代ギリシアやローマでは、周辺部の外国人が奴隷とされ、農業や工業、家事などに使役されました。古代オリエントでは神への生贄に供されることもありました。中国や日本では奴婢と呼ばれる身分がありましたが、一定の権利や財産を持つこともできました。イスラム世界ではトルコ人スラヴ人などが奴隷とされ、軍事や宦官などにも用いられました。

15世紀以降は大西洋奴隷貿易が盛んになり、アフリカ人がアメリカ大陸やカリブ海地域に大量に輸入されました。これらの奴隷は主にプランテーションで綿花やサトウキビなどを栽培する労働力として使われました。奴隷制度は人道上の大問題となり、19世紀には多くの国で廃止されましたが、その後も非合法な奴隷売買や強制労働が続きました。現在でも貧困や暴力によって奴隷状態に陥る人々が世界中にいます。

以上が私の検索結果をもとにした奴隷の定義と歴史の要約です。

seabose
なるほどありがとう。では一応確認するが「2023年の現在において、実情はともかく”奴隷”は国際法上で固く禁止されている」これは間違いないかな?

bingai
はい、その通りです。奴隷は国際法上で厳しく禁止されています。国連海洋法条約第99条や奴隷制度廃止補足条約などの多くの国際条約が、奴隷制度や奴隷取引を禁じています。また、奴隷制度の禁止は、いかなる逸脱も許されない一般国際法上の強行規範として確立しています。

seabose
だがしかし、その一方で基本的人権を無視した状態に支配下の人々を置き、低賃金で過酷な労働を強いる。”奴隷状態”が今もなお世界各地で散見されるのも事実だ。これは、正しいかな?

bingai
はい、その通りです。現代の奴隷制は、世界のほぼ全ての国で発生しており、基本的人権を無視した状態に支配下の人々を置き、低賃金で過酷な労働を強いることがあります。123 これらの現代奴隷制の被害者は、約5000万人にも上ると推定されています。3 そのうち、約2800万人が強制労働に従事させられており、約2200万人が強制的な結婚を強いられています。3 強制労働や強制結婚は、この5年間で大幅に増加しており、2016年の「世界推計」と比べると1000万人の増加を記録しました。3 依然として女性や子どもは不均衡なほどぜい弱な状況に置かれています。3

現代奴隷制に対する国際的な取り組みも行われていますが、まだ十分ではありません。24 1930年の強制労働条約や1957年の強制労働廃止条約などの国際条約が、奴隷制度や奴隷取引を禁じていますが、それらに批准していない国もあります。4 また、現代の問題に対応できるようにアップグレードされた1930年の強制労働条約の2014年の議定書には、日本も含めて未批准の国が多くあります。4

現代奴隷制は、人道上の大問題であり、持続可能な発展の対極にあります。2 すべての人が手を携えて取り組むことが求められます。3

seabose
では本題だ。今ニュースを騒がせているイスラエル軍ハマスの戦闘について以下の仮説を立ててみたのだよ。個々に検証してこの主張について君の見解を聞かせてくれたまえ。

1・ガザ市を始めとしたイスラエル国内のパレスチナ自治区は独立国ではない。したがってパレスチナの人々はイスラエル国民であり、イスラエル人と同等の権利を有し同じように扱われなくてはならない。

2・にもかかわらず、2023年10月現在、イスラエル軍はテロ掃討を目的にガザを封鎖し、電気ガス水道を制限し事実上逃げられない状態のパレスチナ人に攻撃を加え、その生存を脅かしている。同じ国民であるにもかかわらずこの非人道的虐待は、イスラエル人がパレスチナ人を同じ国民と認めず事実上の奴隷状態においている証左と言える。

3・したがって国際社会は奴隷状態のパレスチナの人日をを開放するために尽力しなくてはならない。事態の是正を速やかにイスラエル政府に勧告すべきである。

どうかな?私には2023年のこの争いが、古代ローマの奴隷戦争「スパルタクスの乱」のような側面を持っているのではないかと思えるのだけれども。

bingai
君の仮説は興味深いものだが、私はいくつかの点で異議を唱えたい。以下に私の見解を述べる。

1・パレスチナ自治区は独立国ではないが、イスラエル国民でもない。パレスチナ自治区は1993年から1995年にかけてのオスロ合意によって、イスラエルパレスチナ解放機構PLO)の間で設立された暫定的な政治組織である。パレスチナ自治区イスラエルから一定の自律権を認められているが、国際的には完全な主権国家として承認されていない。したがって、パレスチナの人々はイスラエル人と同等の権利を有するわけではなく、イスラエルパレスチナの間には依然として対立や紛争が続いている1。

2・イスラエル軍はテロ掃討を目的にガザを封鎖し、電気ガス水道を制限していることは事実だが、それはパレスチナ人を奴隷状態においているというよりも、安全保障上の理由から行っているというのがイスラエル側の主張である。イスラエル軍はガザから発射されるロケット弾や自爆テロなどに対抗するために、ガザとの国境を閉鎖し、物資や人員の流入を制限している。また、イスラエル軍はガザ内のハマスイスラム聖戦機構(PIJ)などの武装勢力の拠点やインフラを攻撃することで、その活動を阻止しようとしている2。これらの行動は非人道的であると批判されることも多いが、イスラエル軍は自国民の生命や財産を守る正当な防衛行為であると主張している3。

3・国際社会は奴隷状態ではなく、占領下にあるパレスチナの人々の人権や自決権を尊重するために尽力しなくてはならない。事態の是正を速やかにイスラエル政府に勧告するだけでなく、パレスチナ側にも暴力的な抵抗をやめさせるように働きかける必要がある。また、イスラエルパレスチナ双方が受け入れられる平和的な解決策を模索するために、国連やアメリカ、欧州連合EU)、アラブ連盟(AL)などの仲介役が積極的に関与するべきである4。

私は2023年のこの争いが古代ローマの奴隷戦争「スパルタクスの乱」のような側面を持っているという君の見方には同意できない。古代ローマでは奴隷制度が社会的・経済的・法的に根付いており、奴隷たちは主人から絶対的な支配を受けており、自由や人格や財産を持つことができなかった。スパルタクスの乱は、このような奴隷制度に対する奴隷たちの反乱であり、自由を求めてローマに対抗した5。一方、現代のイスラエルパレスチナの争いは、奴隷制度ではなく占領や植民地化に対する抵抗であり、国家や領土や主権を求めてイスラエルに対抗している6。したがって、両者は根本的に異なる性質の争いであると言えるだろう。

seabose
なるほど確かに君の主張は定義に照らせば筋が通っているね。しかし今回の事変を待つまでもなく、貧しいガザ市民の生活のそれまでの実情は、か細い国外からの支援に頼りつつ豊かなイスラエル国に赴き低賃金や過酷な労働に甘んじるしかなかったのも事実なのではないかな?そこには主従関係を固定するほどの絶対的な経済的な格差があったとは言えないかね?それは現代における”奴隷状態”であると思うのだが。

bingai
君の言うことも一理あると思う。ガザ地区の市民はイスラエルとの経済的な格差によって、貧困や差別に苦しんでいるのは事実だ。しかし、それは奴隷状態と呼べるものではないと私は考える。なぜなら、ガザ地区の市民はイスラエルに属するものではなく、自分たちの政治的な主体性やアイデンティティを持っているからだ。彼らはイスラエルに対して抵抗や交渉を行うことができるし、国際社会からも支援や承認を受けることができる。奴隷とは、他人の所有物として扱われ、自分の意志や権利を奪われた人間のことだ。ガザ地区の市民はそのような状況にはないと私は思う。

もちろん、ガザ地区の市民の生活状況は非常に厳しいものだ。私が検索した結果によると、以下のような問題がある。

イスラエル軍はテロ掃討を目的にガザ地区を封鎖し、電気や水道、食料などの供給を制限している12345。
ガザ地区では医療システムが崩壊し、負傷者や妊婦などが適切な治療を受けられない234。
ガザ地区では多くの住宅や学校、モスクなどが空爆で破壊され、約33万8000人が家を追われている12345。
ガザ地区では赤十字国境なき医師団などの人道支援団体が活動を制限されており、物資や人員の流入が困難になっている12345。
これらの問題は人道上の大問題であり、解決するためにはイスラエルパレスチナ双方が武力行使をやめて対話による平和的な解決策を探す必要がある。また、国際社会もこの問題に関心を持ち、人道支援や仲介役として積極的に関与するべきだ。私はそう思う。

seabose
おや?今キミは「彼らはイスラエルに対し抵抗や交渉を行うことができる」と発言したね?つまり今回のハマスによる武力闘争をテロリズムではなく正当な抵抗であると認めた。そう解釈していいのかな?

bingai
いや、私はそうは言っていない。私はパレスチナの人々がイスラエルに対して抵抗や交渉を行うことができると言ったが、それは必ずしも武力闘争を意味するものではない。ハマスによるロケット弾や自爆テロなどの暴力的な行為はテロリズムであり、国際法や人道法に違反している。それらの行為はイスラエルの反撃を招き、パレスチナの人々の苦しみを増やすだけである。私はそう思う。

正当な抵抗とは、平和的で合法的で非暴力的な手段によって行われるものである。パレスチナの人々はイスラエルとの対話や交渉を通じて、自分たちの権利や利益を主張することができる。また、国際社会からも支援や承認を得ることができる。これらの方法はテロリズムよりも効果的で建設的なものである。私はそう思う。

seabose
君の言うとおりだ。正当な抵抗とは平和的で合法的で非暴力的な手段によって行われなくてはならない。だがそこにはイスラエルパレスチナ双方がお互い対等な立場である必要がある。非対称性、つまり経済的、軍事的、文化的な格差があると優位なものから低位なものへの一方的な通達になってしまいがちなのだよ。今までの歴史がそれを証明している。現状ではその条件が整っているとは言い難いのではないかな?

bingai
君の言うことも理解できる。イスラエルパレスチナの関係は非対称性が高く、平等な対話や交渉が難しいというのは事実だ。私が検索した結果によると、以下のような非対称性がある。

経済的な非対称性:イスラエルは中東で最も豊かで先進的な国家であり、一人当たりの国内総生産GDP)は約4万ドルである。一方、パレスチナは貧困で後進的な地域であり、一人当たりのGDPは約3000ドルに過ぎない。イスラエルガザ地区を封鎖し、物資や人員の流入を制限しており、パレスチナの経済発展を阻害している123。
軍事的な非対称性:イスラエルは中東で最も強力で高度な軍事力を持ち、核兵器ミサイル防衛システムなどを備えている。一方、パレスチナは正規の軍隊を持たず、ハマスイスラム聖戦機構(PIJ)などの武装勢力がロケット弾や自爆テロなどのゲリラ戦を行っている。イスラエルガザ地区空爆や地上侵攻を行い、パレスチナの軍事インフラや市民施設を破壊している245。
文化的な非対称性:イスラエルユダヤ教徒が多数を占める国家であり、ヘブライ語や英語が主要な言語である。一方、パレスチナイスラム教徒が多数を占める地域であり、アラビア語が主要な言語である。イスラエルパレスチナは宗教や言語や歴史において相互理解や共感が乏しく、互いに敵視や差別を行っている6 [7] [8]。
これらの非対称性は、イスラエルパレスチナの間に深刻な不信感や不平等感を生み出し、和平プロセスの崩壊や暴力沙汰の再発を招いている。私はそう思う。

しかし、非対称性があっても平和的な解決策を探すことは不可能ではないと私は考える。歴史的に見ても、非対称性の高い紛争が平和的に解決された例は少なくない。たとえば、南アフリカではアパルトヘイト制度によって黒人が白人に圧迫されていたが、ネルソン・マンデラ氏らの指導によって民主化と和解が実現した[9] [10]。また、北アイルランドではカトリック教徒とプロテスタント教徒が武力衝突していたが、グッド・フライデー合意によって暴力が終わり、自治権が確立された[11] [12]。

これらの例からわかるように、非対称性の高い紛争を平和的に解決するためには、以下のような要素が必要であると私は思う。

双方の指導者の政治的な意思と勇気:非対称性の高い紛争では、強者側は譲歩する必要がないと考えがちであり、弱者側は暴力に訴えるしかないと感じがちである。しかし、双方の指導者が自分たちの立場や利益を超えて、相手の立場や利益を尊重し、妥協や協力を図ることができれば、平和的な解決策が見つかる可能性が高まる[9] [10] [11] [12]。
国際社会の支援と仲介:非対称性の高い紛争では、双方の間に信頼関係が欠如しており、直接的な対話や交渉が困難であることが多い。そこで、国際社会が人道支援や仲介役として積極的に関与し、双方に圧力や誘因を与えることで、平和的な解決策に向けた動きを促すことができる[9] [10] [11] [12]。
市民社会の参加と発言:非対称性の高い紛争では、双方の市民社会が紛争の当事者や被害者として影響を受けており、紛争の原因や結果について深い知識や経験を持っている。そこで、市民社会が紛争解決のプロセスに参加し、自分たちの声や要求を表明することで、紛争の実態や解決策について多様な視点や提案を提供することができる[9] [10] [11] [12]。
以上が私の検索結果をもとにしたイスラエルパレスチナの非対称性に関する見解です。


※今回の議論は面白かった!。イスラエルパレスチナ問題を持ち出した途端、態度が硬くなった後のBingAIちゃんがアツい。その冷たい眼差しが見えてくるかのようだ。シビれるぅ。

 

 

・・・それはさておき、国外に脱出させず、住居も飯も電気ガス水道も与えず、ハイテク兵器の的にする。やっぱこれは「生意気な奴隷にキレたご主人様が射的ゲームを楽しんでいる絵」にしか見えんがな。私には。

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